9月27日(火)
 
「高輪・目黒をゆく」

 
 

 

今回の東京は、時間があまりなかったのでした。
こういうとき、考えるのは、
合理的に効率よく廻るためにも、
近代建築が密集しているところを探すこと。

そこで目につけたのが高輪。
さっそく見ていきましょう!

「高輪消防署二本榎出張所」

桜田通りを入るとすぐ目に飛び込んできました。
遠くからでもかっこいい!
・・・にしても、この電線、何とかなりませんでしょうか?

 

アールが全ての特徴。
円筒形の 望楼。

それを支える円形講堂。
デコレーションケーキのような楽しさです。

入り口のアールも優しい感じ。
この小さな玄関ホールは、ほんとに小さくて、
すぐ階段が場所を占領しています。

で、
「どんなかな〜?」って覗いたら、
その小さなホールの横に小さな受付があって、
消防署の人が私をにらんだので、

「ど〜も〜」と出てきました。

1933年
設計:越智操

解体の危機を乗り越え、
現在も消防署として活躍中。

 

   

 

なんじゃ、こりゃ?

実はわかりません。
ヴォーリズ設計の
明治学院大学 礼拝堂を見に行ったのですが、
実は駐車スペースがなく、
今回車道側に停車してもらい、
ゲリラ的に撮りました。

明治学院の周りを
何回も廻ってもらったので、
申し訳なくて「もういいです、次行ってください」と
あきらめました。
これは、ランディス設計の記念館かもしれません。

      

「高輪プリンスホテル」

1911年
片山東熊・木子幸三郎・渡辺譲

堂々としたファサード。
でもね、実は新館と並んだ姿は、
メチャ小さくて迫力負け。
これは、今のプリンスホテルが、
この建物を使いきれていない、ということに尽きると思います。
かわいそうに、
建物一つ保存すればいいというものでもないでしょ?
そのエントランスから、
たてものを盛り上げてあげる、
そう言う心使いが欲しかったです。

                                           

 

 

 

宿泊者でもなかったのですが、
横からこそっと庭にまわってみました。

すると大きなプールとステーキハウスが・・・。
トホホホホ・・・・
そのプール側から写真を撮ったモノです。

(資料より)
旧竹田宮邸。
ちょうど 東熊は赤坂離宮を手がけていたので、
実際は木子幸三郎と言われている。
バロック風ルネッサンス様式。
1972年、村野籐吾により改修、復元。

「1枚だけ」
と心の中で言い訳しながら(誰に?)
どんどん庭に潜入。
ホテルの人に「何か?」と咎められたら、
「ごめんちゃ〜い!」とあっさり引くつもりで奥へ!

そこには円形のサンルーフ風の部屋が。
ここから見た庭はどんなふうだったのでしょう?
今やライトアップで賑やで今風のプールを見ながら
ちょっと悲しくなりました。

では、そんな悲しみも吹っ飛ばす、
いい物件で締めましょう。

「東京都庭園美術館」
旧朝香宮邸。
設計:アンリ・ラパン

えっと、このページでは2度目の登場かもしれません。
いや、まだだっけ?
忘れました。
でも、私の大好きな建物の一つです。

こんなに本物のアールデコ様式建築が
建物として展示されているなんて。
それだけでも、東京都はエライと思います。

庭から見たところ。

あー、すばらしい。
皇族の存在は肯定もしなければ否定もしません。
そういう階級があったからこそ、
こんなすばらしいものが日本にできたのです。
そして、今、
だれでも見学できる平等な世の中になっています。

平和に感謝しましょう。

ん?
脱線してる?、わたし・・・。

庭園美術館ということで、
洋風庭園も、日本庭園もちゃんと保存され、
開放されています。

この茶室「高華」は、
1938年、
設計:中川砂村(武者小路千家の茶人)

 

パンフレットの庭と茶室はメチャいいのに、
この日、私が見た日本庭園は
今ひとつでした。
庭とは、そういうものです。
次回に期待しましょう。

 

   この他、
旧島津家の邸宅で、現在の「清泉女子大学本館」も行きましたが、
残念、日曜日だったからか、門が閉じられていました。
コンドル先生のお屋敷見たかったのに。

岩崎邸と合わせて、
また報告します。

ということで、今回の東京編はおしまい!

 

 

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