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建築史探偵団 秋のコースで知った
「関西テーラー(旧村井兄弟商会煙草工場)」を
ご紹介しましょう。
この日の午前のコースでは、
どれも知っていた物件だったのですが、
ここは知らなんだ!
こういうとき、得したような気分で楽しくなっちゃいます。
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村井兄弟商会を建てたのは、村井吉兵衛。
そう、円山公園にある長楽館を建てた人です。
では、資料片手に申し上げますと、村井吉兵衛さん、
「サンライス」「ヒーロー」などのたばこをヒットさせたのを皮切りに、
東洋印刷、日本石鹸、村井カタン糸などの事業を起業し、
村井銀行、鉱業、汽船、石油、ホテル、貿易など幅広く手を出した実業家です。
長楽館を知るまで村井さんの名前を知らなかった私ですが、
みなさんはどうですか?
ここは、たばこ専売法施行後は専売公社の京都工場として使用されました。
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工場の塀だというのに、
さすが明治の建物は、つくりが凝っていらっしゃる。
長い年月を経て、世の中は大きく変わりました。
そしてこの塀の上部にも雑草が生い茂り・・・、
村井さんの功績を想うと少し哀惜が漂います。
つわものどもが夢のあと・・・
そんなすごい人なのに、その規模は保てなかったのでしょうか?
大渓元千代著「たばこ王村井吉兵衛」を読めばきっと分かるでしょうね。
図書館行きたし!
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十字の模様を抜いた積み方を見ますと、
亀岡の楽々荘を想い出します。
(古いサイト「ちょっとだけよ」参照。 )
楽々荘の塀は、城壁のような石積みの上に煉瓦が積まれていたので、
全体の印象は違うのですが・・・。 |
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このように窓がないのに窓の形をしているものを
「ブラインドウィンドウ」と呼ぶそうです。
(「建築史探偵団資料:大阪歴史博物館」より)
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ジャジャジャ〜ン!
どうです!
いいですねえ!
しびれますねえ!
工場の塀ということで、この高さなのですが、
京都の細い路地に立ちはだかるこの壁は、
ある意味圧倒されます。
工場建築には、不揃いの煉瓦が用いられることが多いのですが、
目地によって調節をしています。
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竣工年:明治33年(1900)
煉瓦造2階建て、(屋根は和風桟瓦)
設 計 不詳
施 工 不詳
重厚さや風合いを感じさせる塀に比べて、
建物の方はなんか魅力ありません。
これは個人の好みかもしれませんが・・・。
(大きな声では言えませんが、
私はコレを見た一瞬、安ホテルかと 思っちゃいました。)
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建物と塀の関係はこうなっています。
ね、落差あるでしょ?
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この塀を活かすも潰すも持ち主次第・・・。
これは仕方のない事実ですが、
こうやって見ると、安全面でも不安な箇所があります。
まだ、知らない方、
ちょっと足をのばして、今のうちに見ておかれてはどうでしょう。
関西テーラー(旧・村井兄弟商会)
京都市東山区渋谷通大和大路東入ル上新シ町
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